時とともに、息づくものを。
素材に刻まれた風合い、手の痕跡、仕上げの静かな輝き。そこには、時代を超えても色あせない深みと、感性にそっと寄り添う温かさがあります。
長く暮らしに寄り添い、時を重ねることで、その美しさを深めていくもの。それが、私たちが届けたい"もの"のかたちです。
私たちが届けたいのは、ただ “使うためのもの” ではなく、日々の中でゆっくりと育ち、静かに、けれど確かに存在し続ける、そんな力強さを持ったもの。
“つくる”と“つかう”のあいだにある物語を、そのまま暮らしの中へ、大切にお届けしてまいります。
この物語は、モノやサービスの見えない価値や背景に光を当て、それを通じて、より深いつながりや理解を生み出そうという私たちのメッセージでもあります。
背景を知ること。つくる人や使う人との距離を縮めること。共感し、丁寧に届けるという価値観を大切にしながら、大量消費や効率優先の社会とは異なる、自分たちなりの価値のあり方へと転換していければと考えています。
植物が“つくる”と“つかう”のあいだで、静かに生命を育んでいくように。
私たちの届けるものもまた、時とともに美しさを深め、そっと寄り添い続ける存在でありたいと願っています。
この想いを、私たちがどのように選び、届けているのか。
その一端を、少しだけ具体的にお伝えします。
tifloは、家具やインテリアを中心に、
時間とともに風合いが育ち、手仕事や素材の温度を感じられるものを選び、届けるブランドです。
つくり手とつかい手の想いがつながることで、
ものは日々にそっと寄り添う存在になると、私たちは考えています。
また、ティフロのルーツであるlineaは、リノベーション賃貸や住宅・店舗のリノベーションを手がける会社です。
空間づくりの現場では、家具やパーツがどのようにそこにあり、どのように暮らしへ馴染んでいくのかを見つめてきました。
そうした実際の空間に根ざした経験が、tifloのものを選ぶ視点を支えています。
tifloを形づくる5つの価値観
ティフロは、時間や手仕事、素材、空間、
そして使う人との関係性を軸に、
長く愛着を育てられるものを大切にしています。
時間とともに育つ
積み重なる時間が生む深みと美しさを受けとめ、長く寄り添えるものを選びます。
手の温もりを受け継ぐ
つくり手の技や気配が残るものに耳を澄まし、人の手が生み出すやわらかな温度を、暮らしの中につないでいきます。
素材の表情を生かす
木、真鍮、麻、ガラスなど自然素材が持つ風合いや質感に寄り添い、素材本来の魅力が伝わる、誠実なつくりのものを選びます。
空間の余白を整える
光の入り方や影の落ち方、ものとものの間にある余白に気を配り、心が落ち着く、静かで調和のある空間を育てます。
暮らしとともに育つ
家具や道具が使うほどに馴染み、時間とともに深まる風合いを楽しみながら、日々の中で育っていく関係を大切にします。
ものを選ぶという姿勢
「経年が美になるもの」
経年変化 / 深まる美しさ / 未来に残る価値
「つくり手の気配のあるもの」
手仕事 / 思想のあるもの / 作りの背景
「素材の息づかいのあるもの」
自然素材 / 素材本来の表情 / 素材を生かすつくり
「空間に余白の生まれるもの」
余白 / 落ち着きのある空間 / 調和
「暮らしに寄り添うもの」
日々と育つ / 使うほどに馴染む / 心地よさにつながる
ものが日々の中で育ち、そっと寄り添い続ける。
そのささやかな喜びを、これからも丁寧に届けていきたいと考えています。